第41回メールゼミ
こんにちは!
前回は、原因追求の重要性を説明しました。
今回は、原因追求がなぜ重要なのかを
小学1年生に戻って考えてみましょう。
私は小学校1年生のころ少々ひねくれていました。
特にその「ひねくれ」は、
学級会のときです。
皆さんも、小学生の低学年のとき
学級会の議題でよくありませんでしたか?
「A君がBちゃんをいじめました。どうしましょうか」
という類の議題です。
そんな時、
ひねくれ者の私は、
「じゃあ、もう、A君はBちゃんをいじめないようにすればいいじゃ
ないか」
と、心の中で呟いていました。
要するに
「以後、気をつけます」
や
「もうしません」
ですね。
実際、学級会の場でも
A君にBちゃんに対して謝らせ、
「もういじめません」と
皆の前で宣言させるようなことを
させていましたね。
まぁ、私が小学生の低学年当時の
教育法については
誤った教育法が多々あった気がしますが、
この方法もあまり適切でない気がします。
話は戻りまして、
学級会の場で、A君にBちゃんに対して謝らせ、
「もういじめません」と皆の前で宣言させる
これは、再発防止に有効なのでしょうか?
よく考えみみてください。
なぜ、A君はBちゃんをいじめていたのか?
ナニか原因があるはずです。
もちろん、子供のやることですから
「ただ単に」ということもあるかもしれません。
しかし、A君はBちゃんをいじめる原因が、
「BちゃんがA君のお母さんの悪口を言っていたのであれば・・」。
これが、真の原因だとすると、
先ほどの
学級会の場で、A君にBちゃんに対して謝らせ、
「もういじめません」と皆の前で宣言させる
という処置は全く意味が無いことですね。
私は、小学1年生のころは、
“原因追究”の重要性を知らなかったのです
(当時の担任の先生が、“原因追究”や“再発防止”の
重要性を知っていたのかは疑問ですが)。
お恥ずかしい話ですが、
“原因追求の重要性”に気付いたのは、
大人になってからです。
今回は、ここまでにしましょう。
次回は
原因追求の事例や行きつくところについて説明しますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
|