第4回メールゼミ
こんにちは。
第4回目の「運輸安全マネジメント」メールゼミです。
今回は、
「目標」を立案して、その「目標」を実現するための
「展開」である、
「措置(達成手段・行動計画)」についてお話ししましょう。
「措置(達成手段・行動計画)」とは、
「目標」を達成するために
「いつ」「だれが」「どのようなことをするのか」を
明確にすることです。
例えば、
「今年度の自責事故発生件数を10件以下にする」という
目標を立案した場合、
ただ単に活動していても目標は達成できませんよね。
もし、達成できたとしても、それは
「たまたま、偶然」ですね。
やはり、何かに取り組むときは
「再現性」が無くてはなりません。
「このようなやり方をすれば、もう一度実現できる!」ということ
ですね。
例えば、今年の夏の運行管理者試験に合格するためには、
ナニをしますか?
いつ、願書を取り寄せるのか?
いつ、受験申込みをするのか?
テキストは何を使うのか?
どの研修にいつ出席するのか?
だれからいつ教えてもらうのか?
試験直前はいつ、どれくらい勉強するのか? 等々・・・
これと同じですね。
「今年度の自責事故発生件数を10件以下にする」
という安全マネジメントの目標を達成するために
必要なプロセスを計画しなくてはなりません。
これが、目標達成のための
「措置(達成手段・行動計画)」 です。
では、この目標達成のための具体的な
「措置(達成手段・行動計画)」はどうなるでしょうか?
例えば、
1 ドライバーへの安全運転研修を毎月2時間実施する
2 点呼時にアルコールチェッカーの使用を義務付ける
3 各ドライバーから3か月に最低1回、ヒヤリハット情報を提出さ
せる
4 3か月に1回、同乗指導を行う
5 全車両にドライブレコーダーをとりつける などなど
そして、これらの「措置(達成手段・行動計画)」について、
「いつ」「だれが」「どのようなことをするのか」を
明確にしてください。
例えば
1 ドライバーへの安全運転研修を毎月2時間実施する
でしたら、
いつ=何月頃? 7月中旬(具体的な日付ならなお良い)
だれが=研修を受講するドライバーはだれ?
どのようこと=安全運転研修の具体的内容は?
を明確にするのです。
この「措置(達成手段・行動計画)」についても
出来たのか、出来なかったのかを管理していかなくてはなりませんね。
この場合、
出来たのならいいのですが、
出来なかった場合は、
なぜ出来なかったのかを明確にした上で、
再度、計画を立てる必要があるでしょう。
この「措置(達成手段・行動計画)」は
「目標」を達成するうえで非常に重要です。
「目標」が達成するか否かは
この「措置(達成手段・行動計画)」にかかっているといっても
過言ではないでしょう。
次回は、
進捗管理すべき
「目標」、
「措置(達成手段・行動計画)」についてと
数についてお話ししましょう。
では、今回はこの辺で失礼します。
最後まで読んでいただき、感謝! です。
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