第38回メールゼミ
いかがお過ごしですか。
運輸安全ドットコムの山本です。
前回まで少々廻り道をしつつ
リスク情報の洗い出しを7回にわたって説明しました。
今回は、
そのリスク情報をどのように活用するのかを説明します。
その第1回目です。
まず、集めたリスク情報(ヒヤリハット情報)の
分類・整理ですね。
ここで、少し断っておきますが、
この分類・整理する情報には
実際、自社が起こした事故情報や
他社の事故情報も入れて頂いて構いません。
集めた情報について、
その後活用しやすくするために分類・整理します。
「運輸安全マネジメントは
ISO9001がベースですが、
ISO9001を考えるうえで切り離せないのが
“品質管理”です。
このメールの読者層の方は
“品質管理”と
聞いてもあまり馴染みがないと思いますが、
現在のISO9001の2008年版の2つ前の版である
1994年版は“品質管理”の影響が色濃く反映されている規格でした。
当時はISO9001審査員になるためには
品質管理の経験とその知識を証明することが必要でした。
集めた情報についてですが、
出来れば、
品質管理の手法である
“層別”を活用し、
データを分類するとよいでしょう。
“層別”とは、
データを分類し改善の手掛かりを容易にすることです。
そして、その分類結果を
“ヒストグラム”
“パレート図”
“散布図”で
表現することにより問題解決が容易になるでしょう。
“層別”を上手く活用することにより、
様々な情報のデータも
事故削減・撲滅にむけた活用方法が見いだせるかもしれません。
今回は、これらのツールを
必ず使用しなくてはならないということではありませんので
今回は、単に分類するだけで構いません。
ただ、今後、
「運輸安全マネジメント」の取組みを
成果あるものにしていくためには
品質管理の知識も必要になると思います。
これら、
「QC七つ道具」については
また別の機会で説明できればと思います。
情報の分類については
次の分類をしてみてはいかがでしょうか。
・ドライバー別に分ける(ドライバー自身、経験年数)
・時間帯で分ける
・天候で分ける
・車種で分ける
・発生場所で分ける
・配送ルートで分ける
・配送物で分ける などなど
今回は、ここまでにしますね。
次回は
分類・整理したリスク情報の
アプローチ方法を説明していきますね。
最後までお付き合い頂き感謝!
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あおいコンサルタント株式会社
運輸安全マネジメント推進協議会
山本昌幸(ISO9001・ISO14001主任審査員、行政書士、
特定社会保険労務士、運行管理者)

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