第23回メールゼミ
こんにちは。
運輸安全.comの山本です。
遂に23回目のメールゼミです。
この、約1年間、運輸安全マネジメントについてはもちろん、
経営にも役立つ
「プロセス管理」
「マネジメントシステム:PDCA」
「ヒューマンエラー」
について説明してきました。
皆さん、是非、以前のメールゼミを
読み返していただき、
経営に役立ててください。
今回は、PDCAの実例を交えて、
お浚いをしていきます。
PDCAとは、
P=PLAN(プラン):計画、立案
D=DO(ドゥ):実施、運用
C=CHECK(チェック):検証、確認
A=ACT(アクト):改善、処置
のことでしたね。
その基礎が
「ISO9001」であり、ISO9001をベースに
事故削減のしくみとして登場したのが、
「運輸安全マネジメント」でしたね。
私も、ISOの審査を何百回とこなしているうちに
マネジメントシステム:PDCAがほぼ完ぺきに
理解できるようになりました。
んっ?
「何百回も審査を?・・」
皆さん安心してください。
皆さんは、何百回もISOの審査をこなす必要はありません。
私の経験を元に
皆さんにわかり易く
「マネジメントシステム:PDCA」を説明しますね。
ところで、皆さん、
次のような会社や人はどう思いますか?
1 壮大な構想を打ち立て、
その構想を全社員に発表するが、
それっきりの会社
2 疲れて仕事から帰ってきたご主人のために、
今まで作った事のない御馳走を作ったけれど、
その料理の味見をしない奥さん
3 配送先で荷物を引き渡すとき毎回、
誤配であることに気がつくドライバー
4 思い付きで即、投資して、いつも損をしている投資家
上記の「1」は、
計画倒れの会社ですね。
PDCAの「P:計画」だけで終わってしまう会社ですね。
このような会社は、非常によくありますね。
「三日坊主」なんていうのもこの類でしょうか?
(あっ、3日は実施しますが・・)
あなたの会社は大丈夫ですか?
「2」の奥さんは、
確認や検証をしない人ですね。
せっかく、料理を作ったのに
味見をしないのですから。
PDCAの「C:確認、検証」をしない人ですね。
「3」のドライバーは、荷物引き渡し時に
間違いに気づくのですが
(いわゆる、検証の結果)、
次の改善、是正に展開できないのですね。
PDCAの「A:改善、是正」が出来ない人です。
「4」の投資家は、
PDCAのPさえ、ない人です。
計画もなしに、
いきなり行動する人ですね。
この手のひとは、
ワンマン社長に多いようです。
以上の事例で、
PDCAが確立していない場合の問題点を
考えてみてくださいね。
次回は、今回の続きで、
上記の一社、3人がどうあるべきかを
考えてみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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あおいコンサルタント株式会社
運輸安全マネジメント推進協議会
山本昌幸(ISO9001・ISO14001主任審査員、行政書士、
特定社会保険労務士、運行管理者)
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