第1回メールゼミ
こんにちは。
今回から、
「運輸安全マネジメントメールゼミ」をお送りします。
ゼミといっても、堅苦しく考えずに、気楽に読んでください。
また、このゼミの内容を社内研修の教材としてもぜひご活用下さい
ね。
そして、一つお願いがあります。
ぜひ、皆さんの目的を「事故の削減・撲滅」にしてください。
「ナニを判り切った堅苦しいことを!」とお叱りを受けるかもしれ
ませんが、
皆さんの会社で、事故が減るとすごくイイコトがあるんですよ。
まず、
1 事故経費が削減され利益が増える
2 損害保険料が安くなる
3 労災保険のメリット率が上がり、労災保険料が安くなる
4 荷主からの信用が増して、顧客が増え、要するに売上が上がる。
逆に、事故が減らなくて、事故が増加傾向にあると、
今ある、あなたの会社が5年後には無くなっているかもしれません。
そうならないために、前向きに事故削減・・・
要するに運輸安全マネジメントに取り組んではいかがでしょうか。
「運輸安全マネジメント」は、決して難しいものではありません。
皆さんが親しみを持てないだけです。
皆さんが親しみを持てるように
「マネジメントシステム」「ヒューマンエラー」「リスク管理」
「運輸関連法令」を理解している、
「運輸安全マネジメント」の
専門家である私(山本)が説明させていただきます。
まず、「運輸安全マネジメント制度」ですが、
これは、一般的に次の一つの努力事項と
二つの義務事項があります。
まず、義務事項の二つを見てみましょう。
一つ目は、「従業員への指導監督義務」です。
これは、次の内容です。
・輸送の安全の方針を立案する
・方針を実現するための目標を立案する
・目標を達成するための措置(達成手段)を立案し、実行する
・従業員に対して、事故削減に役立つ教育、研修を実施する。
・事故削減に役立つ、事故防止のための情報を集めて活用する
二つ目は、「安全情報の公表義務」です。
これは、次の内容です。
・輸送の安全の方針、目標、目標達成度を公表する。
・事故情報を公表する。
・行政処分に伴う処置を公表する。
まぁ、簡単に書きますとこのようなことです。
詳しくは、次回以降説明しますね。
また、一つある努力事項ですが、これは
「安全マネジメント」の実施ですね。
これは、
「マネジメントシステム」や「プロセス管理」を活用して、
事故削減・撲滅を実現してくださいということですね。
これが、皆さんにとって難しく思えるため、
「とりあえず、努力事項だから取り組みはやめておこう」と
なるのですね。
でも、この「安全マネジメント」こそ、国交省が推奨している
事故削減・撲滅に向けた“切り札”なのです。
しかも、同様の内容で「ISO
39001」に向けて
検討されています。
そして、これは、決して難しくありません!
しかも、この「安全マネジメント」は、
義務事項の二つ
「従業員への指導監督義務」「安全情報の公表義務」を
含んだ内容になっていますので、
この「安全マネジメント」さえ取り組めば、
義務事項に対応したことになり
行政処分の対象にならないのです。
でも、決して、「行政処分逃れ」のために
取り組まないでください。
そんな、ちっぽけなことより、
「安全マネジメント」に取り組むことによる
“成果”は、計り知れないのですから。
そうは言いましても、次回のメールゼミでは、
義務事項の一つである、
「従業員への指導監督義務」について
説明します。
では、今回はこの辺で失礼します。
最後まで読んでいただき、感謝! です。
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